セピオライト/株式会社セピオジャパン
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    セピオライトの特徴

セピオライトには、三つの基本性質があります。 

  1)大きな吸着性能 
  2)揺変性や可塑性に特異なレオロジー特性を示す。 
  3)乾燥固結性
   
   とありその基本性質を利用し様々な工業原料や商品となって使われています。

1)大きな吸着性能
 
 セピオライトの大きな吸着性能はレンガ積みのような構造の為だと思われます。比表面積が230〜300u/gあり、ゼオライト(天然)が139〜169u/gだとすればおおよそ2倍ほどの違いが有ります。また、細孔の大きさや分布域、細孔の中の陽イオンの有無などの違いがあり、水や湿気に対する吸水性能はかなり、セピオライトのほうがよく、また、保水力、これは放湿能力と関わるのですがセピオライトはかなりの速さで吸水した水を放湿し始める特徴があり、一方ゼオライトは保水力がかなり強いので放湿は苦手のようです。

図:セピオライトの結晶構造
赤い線の小さな細孔は、大きさが10オングストローム程度で、この構造が層となって繊維を形成します。セピオライトの繊維は、図の垂直方向(紙面に垂直)に形成されています。
セピオライトの結晶構造 セピオライトの構造
セピオライトには上の細孔のほかに、繊維間に出来た空隙による細孔があります。
この細孔の大きさは200Åぐらいで、液状のものを毛細管現象で吸い上げるような性質があります。

セピオライトの繊維
また、セピオライトは、吸油能力が非常に高い性質があります。当社が販売している調湿用の粒状(約6mm)で自重の60%ほどの油を吸着し、さらに小さく粉末状にするとその吸油能力は2〜3倍になります。
 
この能力を使って、作業中に薬剤、酸や毒物が床などにこぼれた際、セピオライトを撒かれると処理剤として非常に便利ですし、農薬や触媒を吸着させれば面白い商品が出来ると思います。

2)の揺変性や3)の乾燥固結性での特性の説明は、ここでは省略させていただきたいのですが用途としては、接着剤の垂れ止め、釉薬の沈下防止、剥離剤、塗料の厚塗り剤、水などで練りこみ焼結させ触媒やバインダーなどで大変使用されています。


参考文献

「地質ニュース第385号 新素材セピオライト−近くて遠い粘土」 下坂康哉・和田猛郎
「粘土科学への招待 〜粘土の素顔と魅力〜」 須藤談話会編
「アスベスト代替品のすべて」 財団法人 日本環境衛生センター
「粘土と暮らし」 倉林三郎

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