図:セピオライトの結晶構造
赤い線の小さな細孔は、大きさが10オングストローム程度で、この構造が層となって繊維を形成します。セピオライトの繊維は、図の垂直方向(紙面に垂直)に形成されています。
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セピオライトには上の細孔のほかに、繊維間に出来た空隙による細孔があります。
この細孔の大きさは200Åぐらいで、液状のものを毛細管現象で吸い上げるような性質があります。
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また、セピオライトは、吸油能力が非常に高い性質があります。当社が販売している調湿用の粒状(約6mm)で自重の60%ほどの油を吸着し、さらに小さく粉末状にするとその吸油能力は2〜3倍になります。
この能力を使って、作業中に薬剤、酸や毒物が床などにこぼれた際、セピオライトを撒かれると処理剤として非常に便利ですし、農薬や触媒を吸着させれば面白い商品が出来ると思います。
2)の揺変性や3)の乾燥固結性での特性の説明は、ここでは省略させていただきたいのですが用途としては、接着剤の垂れ止め、釉薬の沈下防止、剥離剤、塗料の厚塗り剤、水などで練りこみ焼結させ触媒やバインダーなどで大変使用されています。
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参考文献
「地質ニュース第385号 新素材セピオライト−近くて遠い粘土」 下坂康哉・和田猛郎
「粘土科学への招待 〜粘土の素顔と魅力〜」 須藤談話会編
「アスベスト代替品のすべて」 財団法人 日本環境衛生センター
「粘土と暮らし」 倉林三郎
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